以前、別の記事でケアマネ試験を受験し、手応えがあったことを報告しましたが、無事合格していました。そこで、私が行ったケアマネ試験の勉強方法をご紹介します。
計画
ケアマネ試験は、6月に申し込み、10月に試験があります。私はなかなかやる気のスイッチが入らず、2か月前の8月から「そろそろさすがにヤバイぞ」と思って勉強を始めました。
私は勉強を始める前に計画を考えます。今回も勉強を始める前に考えた計画があります。下記の記事でも紹介しています。
実際にやったことを紹介します。
8月
まずは勉強の習慣づくりとケアマネ試験で出てくる用語に慣れること。勉強始めが1番「訳が分からない」状態で「やっていることに意味があるのか?」と挫折しやすい状態なので、スモールステップでできそうなことから始めます。私は毎朝10分だけ、勉強しようと決めました。最初は参考書を読み、よくわからないものには付箋をつける作業をしました。
「studyplus」というアプリで勉強時間を記録することもモチベになりました。8月の勉強時間は6時間11分でした。最初は「10分だけ」とクリアしやすい目標設定にしましたが、次第に、内容が頭に入ってくると、時間で区切るよりも「第2章をやったら終わり」と内容でやることを決めるようになりました。
参考書は「ゼロからスタート!馬淵敦士の2021年度版ケアマネ①冊目の教科書」を読みました。2024年度の受験なのに、2021年度版なのは、あまりお金をかけたくなく古本屋で購入したからです。このテキストは、学習方法が載っていたり、適度な薄さと全編カラー、イラスト多めで、介護の知識があまりない私でも抵抗感少なくケアマネ試験の勉強を始めることができました。このテキストでは、第3章まであり、その中に26から43の項目がありました。全体を通すことで、私は「保健医療分野」と「福祉サービス分野」はまだ聞きなじみがありますが、「介護支援分野」は苦手だと感じました。
8月のうちに過去問にも挑戦しました。まずは、昨年度の令和5年度の過去問を赤シートで隠して1問ごとに解きました。間違えた問題には付箋をつけ、間違えた問題のみ解説を確認しました。難しい用語もあるので、慣れるまで大変ですが、1回の試験を半分(30問)に分け、1日で半分、次の日に付箋がついていた問題をもう1回解いてから、もう半分解く方法で解きました。付箋は、正解したら付箋を外します。
テキストは、ベストウェイケアアカデミーの「ケアマネージャー試験過去問解説2024」です。過去5回分の問題がついています。このテキストは1問1ページで見やすかったです。
9月
9月はひたすら過去問を解きました。勉強時間を「10分」で区切るのではなく、30問(過去問1回の半分)で区切るようにして、1日30~50分勉強していました。9月の勉強時間は15時間2分です。
難しいワードや暗記が必要なワードは付箋に書いて覚えます。書いた付箋を洗面台に貼ったり、スマホで写真を撮って、暇な時は眺めていました。
10月
試験は10月13日でした。9月に5年分の過去問を繰り返し解くことで、過去5年と同じ問題が出れば、すべて解ける自信がつきました。10月の勉強時間は12時間39分。1日1時間くらい勉強していました。
過去問を解くことはしつつ、追加でスマホのアプリとネットサイトでの勉強も始めました。
スマホのアプリは、「けあサポ」で「今日の一問一答」や「今週の穴埋め問題」、「ケアマネ2024」で無料問題です。この2つは問題数は多くないですが、仕事の昼休みやトイレにいる間など空き時間でやりました。
ネットサイトは、「ケアマネでまんねん」です。「難易度は過去に出題された試験の内容よりやや高めに設定」と書いてあり、難しめです。自信がついてきた頃に挑戦するとボロボロで「このままだと落ちるかもしれない」とモチベが高まるのでおすすめです。
勉強道具
私が使った勉強道具は以下のとおりです。勉強期間が短かったこともあり、少なめです。特に使ったものにマーカーをしています。特に、過去問題集を6周くらい解き、間違えた問題は付箋をして、正解するまで解く、覚えたい用語は大きい付箋に書いてみることをしました。実は、看護師と保健師の国家試験も同じように勉強して、1回で合格しているので、私はこの勉強方法が合っていると思いました。時間があまりない方におすすめです。
- 参考書「ゼロからスタート!馬淵敦士の2021年度版ケアマネ①冊目の教科書」
- 過去問題集「ケアマネージャー試験過去問解説2024」
- 細い付箋
- スマホ(アプリ:「studyplus」、「けあサポ」、「ケアマネ2024」)(ネットサイト:「ケアマネでまんねん」)
- A4ルーズリーフ、クリアファイル、大きい付箋、赤と黒のボールペン
感想
勉強期間は2か月でしたが、短いようで長かったです。日頃の勉強習慣がなかったので、0から1日10分を習慣づけることが大変でした。もちろん、受験後は勉強習慣は元通りに無くなりました。
モチベーションとなったのは、「合格したらかっこいい」「不合格になったら、がっかりされる。お金も時間も勿体ない」という思いと、「全然勉強してないけど大丈夫?」と勉強に集中する時間をくれ、応援してくれた家族かなと思います。
でも、やっぱり大変だったので、ケアマネの資格を持っている人はすごい!主任ケアマネの資格を持っている人はもっとすごい!改めて、人を尊敬するきっかけになりました。
自分には、頑張ったご褒美として、ゲームソフト「ハムスターと太陽の里」を買いました。
おわり
最後まで読んでいただきありがとうございます。
私は記事の方法で合格できましたが、他の方が同じように勉強して合格できるかはわかりません。私は看護師と保健師の資格を持っているので、基礎知識や受験経験があることの影響が大きいかもしれません。
試験の合格率は20~30%なので、半分以上の方が不合格となる試験だと考えると、念を入れて準備をするのに越したことはありません。
これからケアマネ試験を受験する方、ぜひ私の勉強時間を超えて行ってください。私よりも勉強していれば、合格できるかもしれません。逆に、私より勉強時間が少なくても、より質の高い勉強をしていれば合格できるかもしれません。ただし、私より勉強時間が少ない方はヤバイと思ってもらっても良いです。
また、私は独学で勉強をしましたが、「絶対に合格したい」「今回は合格しないとまずい」と感じる方がいれば、ケアマネ試験の予備校や通信教育に通うことも選択肢の1つかもしれません。
私の勉強方法が何かの指標や目安の参考になれば幸いです。