子育てのキャパとは、「子育てについて自分の許容範囲を超え、心身に支障をきたす」ことです。もし、母が子育てのキャパをオーバーすると、旦那や子どもなど家族にまで良くない影響を及ぼしてしまいます。私の場合は、子育てのキャパをオーバーすると、イライラして旦那にも子どもにも怒りっぽく文句ダラダラ人間になってしまいます。そうなると、「なんで、あんなに怒ってしまったんだろう」「怒っても解決しないのに…」といつも後悔します…。そこで、今回はアンガーマネジメントを学ぶことで、いずれ第2子・第3子を考えるためにも大切な子育てのキャパを広げていきたいと思います!
アンガーマネジメントが必要な理由
アンガーマネジメントをして、怒りにのまれないようにした方が良い理由は主に「自分のため」と「子どものため」があります。
自分のため
感情が安定すると、周りの人と良い関係を築けやすくなります。また、怒りにのまれると、生活から喜びが奪われてしまいますが、それを予防できます。
子どものため
母が衝動を抑え、怒りを上手く対処しているところを見せると、子どももそれを学習します。子どもが自分の感情、怒りや苛立ち、不安、恐怖、ストレスに適切な対処ができるようになることは、将来、子どもが自立して生きていく時に大きな力になります。
相手に届く叱り方
「叱る」とは、立場が上の人が下の人に、アドバイスだったり、改善や成長を促すための行為です。このため、良くならないようであれば叱っている意味がありません。大事なのは、感情のまま衝動的に怒るのではなく、「何のために叱るのか」「どうなって欲しいのか」を理解しておくことです。その上で、相手に届く叱り方のポイントを紹介します。
ポイント
- あれこれ叱るより、1つに絞った方が確実に届く。
- 「どうしたらできる?」と聞く。
- 具体的にどうして欲しいのか伝える。例えば、「10分静かにしていて」「歩くときは前を見て歩いて」など。
- 目を合わせたり、手をつないだり、ハグしながら叱る。
- 相手の感情も受け止める。
- 期待値を下げる。NGラインとなる最低ラインだけ叱り、あとは大目に見る。可能であれば、その最低ラインをメモしておき、家族で共有できると良い。
- 「子どもは100回言わないとわからないもの」と前提を持つ。100回でも200回でも、子どもができるようになるまで繰り返し言い続けることが親の仕事、と割り決る。
- 怒っている子どもの抱えている不満や欲求を理解して、その不快をできるだけ取り除いてあげる。
ストレス発散方法
「疲れ」や「焦り」「ストレス」など心にネガティブな感情が溜まっていくと、本来怒らないようなことにまで苛立ちを感じたり、出来事を拡大解釈してより一層イライラしてしまいます。特に「疲れ」が溜まる夕方や1日中子どもにつきっきりで遊んでいる時。初めは笑って流せていたことが、長時間になるとイライラも溜まるものです。そこで、心のメンテナンスとなるストレス発散方法について紹介します。
ストレスを下げる方法
- 子どもの癇癪に「この子はこういう年頃なんだ」「まだこういう表現しかできないんだ」と、心の中ではまともにやり合わない。ただ、子どもの目を見たりし、落ち着いて対応する。
- 自分の気持ちを素直に具体的に思い起こしてみる。共感してもらえた時のスッキリ感は意外と大きい。信頼できる人に話してみたり、文字にしてみる。
- 衝動的な怒りは6秒で治まる。この6秒を確保するため、ゆっくり深呼吸をしたり、「大丈夫」もしくは「ビビデバビデブー」と唱えたり、目の前にある物に視線を集中させたり、いったんその場から離れてみましょう。その場から離れる時は、急にその場から立ち去るのではなく「今は冷静になれないから10分後に話そう」などと伝える。
- 怒りを点数化する、コントロールできるのか、自分にとって重要なのか考える。
- ジョギング、水泳、ストレッチなど運動をする。
- 笑顔を作ってみる。
- 嬉しかったこと、楽しかったことを書き出してみる。
- アロマを焚く。
- 子どもの笑顔の写真を見る。子どもの小さい時の動画を見る。子どもが描いてくれた絵やお手紙を見る。
参考
今回は日本アンガーマネジメント協会の篠 真希さんが書いた「子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」を参考にしました。この本は、アンガーマネジメントについて優しく教えてくれ、私は何度も読み返している本です。良かったら読んでみてください。
まとめ
ここまで、アンガーマネジメントについて書き出しましたが、参考になりそうなものはあったでしょうか。
私は、まず「怒り」という感情は自然で当たり前なことだと知れて良かったです。
そりゃ、人間ですもの、疲れて焦ってストレス溜まっていればイライラもしますよね!
ということは、なるべく疲れをためず、焦らないよう余裕を持って準備をし、適度にストレス発散できていれば良いのかな。
私はできる範囲で、「夕方」や「子どもを長時間見ている時」は疲れが溜まりやすくイライラしやすいと自覚してなるべく自分を甘やかすこと、子どもに叱る時は目を見たりハグしたりしながら1つだけ伝えること、良かったこともイライラしたこともメモをすることをしてみようかな。
あと、趣味は卓球とカラオケとゲーム、漫画なので、なるべくそれらも楽しみたいな。子どもが5歳くらいになれば、一緒にできるのかな。育児してても、イヤホンはできそうなので、音楽のサブスクも考えてみようかな。
自分も周りもを大切にでき、笑顔が多いことが、第2子、第3子を迎えるために必要なママのマインドな気がしました。
みなさんも、どうかご自愛ください。そして、なるべく穏やかに自分らしく暮らせますように😊