わが子の健やかな成長を願って、妊娠中から乳幼児期、学童期も意識したい食事についてまとめました。
また、既に子どもに問題行動が起こっている方や、偏食があって食べ物を気にすることが難しい方は「参考」にある本を直接読んでいただくと事例があるため役に立つかもしれません。もしくは、小児科の発達外来での薬物療法や療育が合うかもしれません。食べ物で問題行動が必ず防げたり軽減するのではなく、問題行動の原因が質的栄養失調の場合は防げたり軽減する可能性があるかもしれない、あったら良いなという気持ちでいただければと思います。
毎食、食べたい鉄分とたんぱく質
現代人は鉄とたんぱく質が圧倒的に足りておらず、過剰にとりすぎているのは糖質です。鉄とたんぱく質が不足すると「疲れやすい、イライラ、落ち込みや不安感が強い、原因不明の頭痛」などの不調が起こります。つまり、鉄とたんぱく質を補うことでこれらの不調が改善される可能性があります。
おすすめの食材
- 卵
- 赤身肉
- 鮭やカツオ、サンマ、サバなど
- 豆腐や納豆
これらは毎食食べたい食材です。ただし、何かに偏るのではなく、野菜等も入れてバランス良く食べることが大切です。また、牛乳は鉄分の吸収を阻害するため1日1杯までにします。
おすすめのおやつ
- 鉄分強化チーズ
- たんぱく質配合ヨーグルト
- フルーツ
- ゆで卵
- エビせんべい
家に常備したい食べ物
ほとんどは日持ちするため、家になければ買い物に行った際に買っておきたい食べ物です。
- 卵
- かつお節
- 魚の缶詰
- フルーツ
- 切り干し大根
- 干し椎茸
- チーズ
減らしたい食べ物
逆に減らしたい食べ物です。ただし、全く0にする必要はありません。「大盛りにはしない」「外食など特別な時だけ」など積極的には食べないようにするイメージです。
糖質
糖質と摂りすぎると高血糖になり、疲労感や免疫力の低下などが起こりやすくなります。
ご飯や麺、パスタ、ジュースなどです。
丼物や麺類は1週間に1回までにすると良いです。
トランス脂肪酸
トランス脂肪酸は人工的に作られた油です。「食べるプラスチック」と呼ばれるなど問題視されています。
マーガリンやカップラーメン、菓子パンなどです。
参考
今回の記事は、下記の2つの本を参考にしました。どちらも読みやすく分かりやすい内容となっています。記事では、我が家で実践できそうなことを抜粋していますが、本には他にも「レバーが良い」「すりごまが良い」等の情報や美味しそうなレシピも載っています。気になった方はぜひ1度読んでみてください。
「体、知能がグングン育つ離乳食」宗田 哲男 産婦人科医 他
「子どもの食事50の基本」伊藤 明子 小児科医

おわり
今回は妊婦と子どもの食事についてまとめてみました。特に、妊婦の栄養は胎児に直結するので、少しでも脳に良いものを摂りたいと考えています。紹介した食べ物は医師が執筆した本から抜粋しているので、私は信頼もしています。ただし、「体、知能がグングン育つ離乳食」はこども家庭庁が推奨している離乳食のスケジュール(食材の順番)と異なる部分があるため、何を信頼するかは自分で判断するようにしてください。あと数か月のマタニティライフ、愛しいわが子の成長発達を願って健康に気を付け過ごしたいと思います。