田舎では自宅に井戸がある家庭も珍しくなく、生活用水として使われてきた歴史があります。
私の実家にも井戸があり、今でも日常的に使っています。
そんな井戸水ですが生活のどんなところで使うのか?実際は便利なの?といった疑問をまとめてみようと思います。
井戸水、いつ使う?
我が家で井戸水を使うタイミングは次の4つくらいです。
- 植木への水やり
- 食器のつけ置きとシンクを洗う時
- 生き物の水替え
- 夏の水遊び
これくらいですね。調理や飲料水には使いません。
井戸水は飲料水に適さない場合があります。飲料水として利用する場合には水質検査が推奨されていますが、うちではやっていませんね。
私の子供のころはやかんで沸騰させてから飲んでいたような記憶がありますが、たぶん水質検査はしていなかっただろうなぁ。身体を壊した記憶はないので大きな危険はないでしょうが、煮沸したところで水道水より大腸菌やピロリ菌などのリスクは高いと思います。上水道から水が出る今、わざわざ井戸水を飲む必要はないので飲料水としては使いません。
皿洗いでも、仕上げは水道水でやるようにしています。
井戸があれば生活用水はすべて井戸水と思われる人もいるかもしれませんが、トイレやお風呂もわざわざ井戸水をつなげて使っている家庭はあまりないと思います。
亀やメダカなどの水生のペットの水替えは、そのまま井戸水が使えるので便利ですね。
井戸水はタダで使えるの?
”水”自体はタダです。しかも、ふつうに使えばいくら出してもなくなりません。(どんなに暑い夏場でもうちの井戸の水がなくなった経験はありません。)
ただし、汲み上げるための電気代がかかります。我が家では井戸の隣に電気ポンプが設置してあり、蛇口をひねると自動で汲み上げてくれる仕組みになっています。手動式のポンプ(トトロにでてくるあれ)は、昔はあったのでしょうか。私の地域でも見たことはありますが、実際に使っている家庭はないでしょう。
電気代自体は、多く使っても一カ月に数十円ほどですのでランニングコスト的にはほぼ「タダで使える水」と言っていいかもしれません。
井戸水って冷たい?
うちの井戸はそれほど深くないですが、一年を通して17~18℃くらいなんじゃないでしょうか。
夏場はめちゃくちゃ冷たく、冬は少しあったかいです。水道水と比べるとよくわかります。
夏場の水遊びはすごく気持ちが良いです。プールに井戸水を入れて遊んだりしています。子どもが飲まないように、泳いだりはしませんけど。
昔はスイカを紐でつるして冷やしていました。それくらい夏はいつも冷たいです。
井戸、どのくらい深い?危なくない?
我が家の井戸はこんな感じの構造です。深さは5mくらいあるかな?20年にいちどの掃除の時に1回だけ入ったことがあります。
普段は簡単に外せない蓋がついているので安心です。
井戸が使えないシーン
飲料水
うちでは飲みません。飲めないことはないけどね。
洗車
ずっと出していると細かい砂が出るので、洗車には使えない。使い放題の水なのにもったいない。
まとめ
私が井戸水が便利だと感じるのは、
- 植木への水やり
- 生き物の水替え
- 夏場の水遊び
- 打ち水
くらいでした。他は水道水を使えば良いです。
水道代の節約には少しはなっているでしょうか。同時に電気代もかかっているので、ポンプのメンテナンス費用も含めたら全体的には節約効果はそんなに期待出来ないと思います。
ただし、夏場はすごく冷たくて清涼感があるので水遊びは最高ですよ。