へたくそなイラストなら描いているけれど、ちゃんとした絵となるとどうも・・・という私が、絵がうまくなるまでの日記です。
何をもってうまい絵か人によって感じ方が大きく違うと思うので、目標を設定せずにうまく書きたいものを練習していこうと思います。
モチベーションを保つために
- 毎日10分間描く
- 誰かに見てもらう
ことを決めました。絵ならネットにもアップしやすいし、評価がもらえたらいいなぁと思っています。
0の私
人体デッサンを練習するにあたり、PoseTrainerというサイトで30秒ドローイングをやってみました。
iPad、ApplePencil、コンセプトというアプリを使って描いています。このコンセプトというスケッチアプリですが、キャンパスサイズがフリーで無限に描き足せるスペースが伸びていくのでデッサンの練習にもってこいです。今後も練習はこのアプリを使っていきます。
さて下の最初のデッサン。何も勉強していませんのでこんなものかという感じです。制限時間内に手早く描いていく30秒ドローイングですが、何回かやってみた結果すべて雑に描いてしまって意味がないなーと思ったので毎日の練習に取り入れるのはやめました。おそらくは絵心のない初心者が何回やっても上達はしないんじゃないかなーと思います。ある程度基本を描けるようになったら、自分の中のレパートリーを引き出す練習としてやるやつかな?
最初の学習書 ~モルフォ人体デッサン~
「モルフォ人体デッサン ミニシリーズ 箱と円筒で描く」という100ページ程度の文庫本サイズの本を最初の教則本として購入しました。大判のモルフォ人体デッサンという本もあったのですが、少しはとっつきやすそうなこの本にしました。
この本の中身はというと、人体をシェーマ(説明図)化することによってスムーズに人体図を描くことが出来るようになるというものです。複雑なフォルムを単純な形に置き換えて図式化しましょうということですね。
初心者用教本ではない。ほぼデッサン集。
「箱と円筒を使えば人体が自由自在に描き分けられる」というのがテーマで、人体の単純化を教えてくれるのかなーと期待して購入しましたが、デッサンの初学者向きの教則本ではないですね。初心者が知りたいような”ここから描き始めましょう”とか”こう単純化しましょう”といった説明はありません。
”人体はこうなっています”といった文章が人体の各部位にわけて15ページほど続き、その後100ページくらいはほぼデッサン集。デッサン集では各ページでほんの少し文章での説明が入るくらいです。
人によって用途は異なるのでしょうが、とりあえず私は模写を試みることに。
総ページ数:95ページ
1ページ当たりのデッサン数:4~15
1ページにかかる時間:10分
模写にかかった総時間:16時間
1日10分で取り組んでいたので2か月かかりました。
画像は時系列順です。体の部位ごとに4つの章に分かれています。↑はイントロダクションのところの模写。この部位の後ろにはこの部位が来ます、とか、ここが動くとここのくぼみが目立ちます、といった説明が文章で続いているのですが、初心者が知りたいここからこう描けみたいなことは教えてくれません。
↑は胴体について章です。それっぽく描いてはいますが、線を多く描いているので遠目でみるとごまかせているだけ。この本のタイトルにある「箱と円筒」の使い方はよくわかっていません。とりあえず毎日10分しかやらないので、この本の本当に言いたいところは身についていないかもしれません。
↑は手の章です。まだ線が多くごまかしています。
足の章です。最後の章になりますが、このあたりからゆっくり描くことを覚えています。模写なので観察が大事ですよね。
感想
一通り模写してみた感想を一言でいえば、「天才の頭の中をのぞいているだけ」。凡人にはたどり着けないところのような気がしてなりません。
体の部位をかたまりで分けて考えることぐらいは身についたでしょうか?とりあえず次の教則本も模写にします。細かく考えずに描きたいだけなので。
次の本は、この本の元となった「モルフォ人体デッサン」に挑戦です。半年、いや1年かかるかも・・・。