ファルスカのクリエイティブコットというベビーベッドを1年間使ってのレビューです。
結論から言えば、我が家ではこれでなくてもよかったです。もっと安価なベットでもよかったかなというのが正直な感想です。高価なだけあってかなり質の良いベビーベッドで、子どもの成長あわせて用途を変えられる一生モノのベビーベッドというのがコンセプトですが、今のところベビーベッドとしてしか使えていません。
ベビーベットの次の段階がベビーサークルになるというものですが、うちの子には狭すぎてダメでした。
- 木の質感が良い
- 取り回ししやすい大きさ
- ロボット掃除機が下を通れる
- 細かい高さ変更が可能
- 付属部品が豊富
- 変形出来て永く使える設計
- 他のベビーベッドよりも高価
- 結構重い
- 組み立て・変形は女性一人では難しい
- おむつ替えの台としては低い
- ベビーサークルとしては狭すぎる
→付属品で拡張できるが高価で買う気がおきない
メリット・デメリットからひとつずつ書いていきます。実際に使ってみた感想をレビューするので、これから購入する人の参考になればと思います。
メリット
木の質感が良い
総じて品質が良いです。パーツに合わせて木材の種類が違い、強度と安全性が追及されている感じがします。角も優しい丸みになっています。
写真手前はゲートになっていますが、プラスチックの接合部分をカチャっと動かすだけで簡単に開閉可能です。
取り回ししやすい大きさ
サイズは、W95×D65×H87。私が調べた感じでは、コンパクトな部類のベビーベッドです。
一般的な室内ドアの幅は80~85cmということですので余裕をもって通ります。リビングから寝室への行き来もしやすいはずです。我が家の場合は引き戸と開き戸があり、引き戸は余裕をもって通りますが、開き戸はギリギリなんとか通る寸法です。ただ、リビング↔寝室が行き来できるので問題なしです。
キャスターの質も良く、ストレスなく動きます。ただ、デメリットのところで書きますがかなり重いので初動に若干力が要ります。
ロボット掃除機が下を通れる
脚とキャスターを着ければ約13センチの隙間が出来るので、高さ10cmのロボット掃除機でも通れます。我が家の高さ8cmくらいのアンカーのロボット掃除機も問題なく通っていましたよ。
後述する収納用のネットをベビーベッド下部に着けていると重さによっては少し垂れ下がるので、あまりギリギリの高さのロボット掃除機だと引っ掛かる可能性があるのでお気を付けください。うちのアンカーは垂れ下がったネットにも引っ掛からず掃除してくれました。
細かい高さ変更が可能
公式では28段階調節可能と謳っていますが、キャスターと脚を取り付けた際の4段階と本体の穴で調節可能な7段階を掛け合わせて28段階としているので、若干インチキ臭いとは思います。脚の取り外しや穴での高さ調整は本体の重量が重いこともありかなりの重労働です。常時細かい高さ変更をするのは現実的ではありません。
ただ、7段階だとしても大人のベットの高さに合わせたりするのは容易です。明確なメリットではありますね。
付属部品が豊富
デザイン性が高いベビーベッドですが、オプション品も豊富です。
ベットに括りつけることができる添い寝安全ベルト、日差しやエアコンの風から赤ちゃんを守ることができるキャノピーなどありますが、役に立ったのはマルチネットと言う付属品。
ベットの下を収納スペースにできます。便利でした。ベッド上面に取り付けるとハンモックのようになり「おむつ替えスペース」としても利用できるとのことですが、いちいち取り外すのも面倒ですのでその用途としては使いませんでした。オムツも変えにくいと思う。
変形出来て永く使える設計
この商品の一番のウリですね。ベビーベッド→ベビーサークル→キッズテーブル→キッズソファ→学習デスクと子どもの成長に合わせて変形可能です。
ベビーベットとしての性能は非常に良いです。赤ちゃんとママパパのために配慮された設計になっています。
うちの子は7か月にして柵の上部を掴みひざを伸ばすしぐさが見られたので、高さを一番下まで下げました。
ハイハイをはじめた赤ちゃんのベビーサークルとしては少し狭いですね。うちの子は泣いてしまうことが多いので寝かせる時だけ使っています。
デメリット
他のベビーベッドよりも高価
ベビーベットはピンキリですが、ファルスカのベビーベッドはどのラインナップも高価な部類にはいります。
特にクリエイティブコットで専用のコンパクトベットまで揃えると、一般的なベビーベットのセットに比べて5倍の費用がかかった印象です。
永く使える設計のため単純な比較はできませんが、初期費用はかなり高めです。
結構重い
重い原因はデスクに変形した際の机の引き出しです。ベットの高さ調整をする底部分になっています。
キャスターがついているため、ベッドに寝かした後にゆらゆらさせて寝かしつけたりしていますが、男性でも片手だと前後に動かすのが結構辛いと思います。私は両手でゆらゆらさせていました。
安定感はものすごくあります。
組み立て・変形は女性一人では難しい
組み立ての仕組み自体はすごく簡単です。プラスチック部位でのワンタッチの結合と六角ボルト数本で組み立てできます。前述のとおりベッドの底部分が重く、引き出しが動いたりすることもあって1人での組み立ては男性でも大変です。うちは2人で行いました。
高さ変更に関しても重い部分を外す必要があるので、簡単にはいきませんでしたね。2人なら20分でできるかなといった感じです。
おむつ替えの台としては低い
一番高い調整にしても、ベッド上でオムツを変えるには少し低いです。うちでは結局自分たちの寝るマットレスでオムツを変えています。
ネットを上部に張るとオムツ台として使えます!という触れ込みがありますが、実用的ではありません。1回でも試してみたのか・・疑問です。
ベビーサークルとしては狭い
うちの子は中に一人で入れると閉塞感からか泣いてしまいました。かといって大人1人入るには体育座りでやっとの状態ですので、結局ベビーサークルとしては使えず。付属部品でサークルを伸ばせるみたいなのですが、そこまでしてベビーサークルって必要ですか?付属部品も高いです。
我が家はこの時点で押し入れいきとなりました。また活躍してくれることを願っています。
まとめ
- 高くてもいいから質の良いベビーベッドが欲しい。
- 成長しても永く使えるモノが良い。
- 組み立てを手伝ってくれる人がいる。
ベビーベットの時は高価なだけあって質が良いし買って良かった(本当は買ってもらったわけですが)と思いました。しかし、子どもがベッドで寝なくなった途端物置状態に。一旦しまおうと思った時にデメリットで書いた重くて組み立てが大変なことが重くのしかかってきました。
ただ、子ども用ソファ・学習机とまだ変形を残している!状態ではあるので、コスパが良い商品かは、今後用途を変えて使ってみての判断になりますね。これから(もしも)20年使えたら十分に元は取れることでしょう。
▼うちの子は寝返りを始めたころには添い寝しないと寝なくなったのでクーハンだけでよかったかもなぁ。